「カントリーロード」と「運命」と

不滅の恋人

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銃撃されて亡くなった安倍元首相の国葬がまもない9月13日にこの原稿を書いている。
どうやら国民の半分位の人が国葬に反対らしい。
先日、亡くなった英国のエリザベス女王の国葬も近い。
女王を慕い、死を悼む英国民のニュースを見るたび彼我の「差」をいやでも感じざるをえない。
英連邦王国は15カ国あるそうだ。
長くなるけど紹介しておく。

アンティグアバーブーダー
オーストラリア
バハマ
ベリーズ
カナダ
グラナダ
ジャマイカ
ニュージーランド
パプアニューギニア
セントビンセント
グレナディーン
ソロモン諸島
ツバル
グレートブリテン及び北アイルランド連合国

私の亭主は、音楽雑誌のエディター勤務を30年やっていた、
専門は洋楽部門で、彼が愛してやまない存在が、この8月に亡くなった、
オリビア・ニュートン・ジョン。
実は彼女の葬儀はオーストラリアの国葬として行われるそうです。

この話には続きがあってオリビアの大大ヒット曲
(大を2個付けないと亭主が怒る)「カントリーロード」は亭主の愛唱歌。
この歌、あのジブリ映画「耳をすませば」の主題歌でもあります。
亭主はいまも「この映画最高」と言い続けている作品。
とにかく主人公の女子中学生、月島雫のことが大好きなのだ。
このアニメ映画、中学生の男の子と女の子の青春恋物語。
雫は物語作家を目指し、聖司クンはバイオリン作りの修業に本場イタリア留学を目指している。
夢に向かって突っ走る二人。
狂言回しに、ヘンテコ猫やら、素敵なおじいさんが登場してこのキャラもいい。
亭主の受け売りです。

「カントリーロード この道 ずっとゆけば あの街につづいてる 気がする」。

成り行きで、話が大きく逸れています。
故郷、広島の里山に一年の半分を暮らしている亭主の心も案外「純」なのかもしれません。
このアニメの実写版が10月から封切りになっているのだが。

さて古今東西クラシック世界の「恋」の話も驚天動地の話題がある。
中でも有名なのが、ベートーヴェンの『不滅の恋人』。
これは音楽学者200年のミステリー。
ベートーヴェンの死後、
1827年彼の不滅の恋人に捧げられた投函されないままの手紙が発見される。

さて彼の愛した彼女とは。誰なのか。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。
父親は宮廷歌手。7才で鍵盤奏者としてデビュー。
21才の時ウイーンに。史上初のフリーランスの作曲家。
生涯独身だったが熱愛した女性多数。
クラシックの音楽史上最大にして革命家。

皆さんは、こんな話、ご存じでしょうか?

1941年は、太平洋戦争開戦の臨時ニュースの後で、
なんと、ベートーヴェンの『運命』がラジオから流れたそうです。
「ダダダダーン」まさしく運命の扉が開いたのです。

まだある。天才作曲家のキケンな恋

ベートーヴェンの後継者といわれた、ヨハネス・ブラームス。
シューマンの妻クララとのスペシャル・プラトニック・ラヴ。
シューマンはこの愛を感づいていたらしい。
遺言で「私は知っている」と呟いたそうだ。
ブラームスはクララが亡くなった次の年、死す。

『亜麻色の髪の乙女』のドビュッシー。
自由奔放なキケンな恋で知られている。
女性のパトロンに恵まれた彼のお相手はピストル自殺未遂事件まで起こした。
娘が生まれて浮気しなくなった。

伯爵夫人の禁断の恋におち愛の逃避行を敢行したのがリスト。
ピアノも恋も超絶技法を発揮したらしい。

世界の国葬の歴史を調べてみると国民から圧倒的に支持されたものが目に付く。
英国では、国葬の対象となるのは原則として国王である。
例外としては、科学者のニュートンや政治家チャーチル。など。
ウエストミンスター寺院またはセント・ポール大聖堂で葬儀が行られる。

アメリカではケネディにレーガンなどの大統領。
これこそ国民葬というものでは、ジャマイカのボブ-マーリィ。
ブラジルのセナ。
アルゼンチンのマラドーナなどにも納得。

1915年にノーベル文学賞を受賞している、
フランスの作家ロマン・ローランの「ジャン・クリストフ」は
ベートーヴェンをモデルにした大河小説です。
ベートーヴェンの全人生を描いています。
偉大なヒューマニスト、ロマン・ローランの不朽の名作。
電子書籍dブックで全10巻が読める。各巻110円。

いずれの国の人たるを問わず、苦しみ、闘い、
ついには勝つべき、あらゆる自由なる魂に、捧ぐ。

ロマン・ローラン

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